あなたはTM 9という芝をご存知でしょうか。
この芝はトヨタ自動車が開発した高麗芝の改良品種です。
TM 9は、公共の広場や個人の庭でもよく利用されています。
改良品種というだけあって、TM 9は高麗芝に比べて様々なメリットがあります。
その一方で、いくつかのデメリットもあります。
それで芝を植えるにあたり、高麗芝とTM 9のどちらにするか、実際にメリットデメリットを知り、よく比べてから選択することをお勧めします。
では、これから2つの芝の比較をしていきましょう。
TM 9のメリット
まず最初に、TM 9の最も大きな特徴として成長が遅いということが挙げられます。そのため、何度も 芝刈りをする必要がなくなります。
特に、真夏は高麗芝の場合、毎週のように芝刈りをする必要がありますが 、TM 9は 年に1-2度程度で十分です。
夏場の芝刈りは体力的にかなりきついため、芝庭を芝刈り抜きで楽しむことができるのは大変大きなメリットと言えるでしょう。
また、TM 9は 葉の色が 高麗芝に比べて濃いので、見た目がとても 美しいです。
さらに、葉の硬さが高麗芝よりも柔らかいので、芝生に寝転んでもチクチクせず、とても気持ちが良い肌触りになっています。
それに加え、高麗芝に比べて比較的日陰に強いので、様々な庭に対応できるようになっています。
病気にも強いので、殺菌剤の散布や枯れた部分を張り替えたりするなどのメンテナンスも少なくてすみます。
こう考えてくると、TM 9は良いところばかりのように感じます。
もちろん、メリットは多く、実際に植えた方は TM 9で良かったという方が多いようですが、デメリットがないわけではありません。
ではこれからTM 9のデメリットに注目してみましょう。
TM 9のデメリット
TM 9の最も大きなデメリットは価格が高いことです。
一般的に高麗芝1平米は600円から800円くらいで購入できますが、TM 9は1320円です。
材料費として約2倍の費用がかかります。
それに加えて、TM 9は取り扱い店舗が少ないため、手に入れづらいというのも デメリットになるでしょう。
ネット通販で購入することも可能ですが、送料がかかってしまうのでさらに費用がかさむことになります。
また、TM 9は成長が遅いおかげで芝刈りの回数は少なくて済みますが、その分雑草が生えやすくなってしまい、草を抜く手間は高麗芝よりTM 9の方が かかります。
また高麗芝 よりも TM 9 の方が 目が細かいので芝生の隙間に詰まっていく 古い 枯葉を取る作業、これをサッチング と言いますが、より手間がかかります。
つまり、TM 9のメリットと言える部分が視点を変えることで、デメリットになる部分もあることを理解しておくことは大切です。
まとめ
価格や 取扱店舗など デメリットもありますが、芝生を植えた後の長い期間のことを考えると大変 メリットの多い品種と考えることができるでしょう。
それで、初期コストをかけることができるなら、TM 9を 選択することをお勧めします。
弊社でも TM 9を 取り扱っていますので検討されている方は下記リンクお問い合わせから是非ご相談ください。
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